私が好きな南部町の暮らしを紹介します。
今は立派な赤瓦の家々が並ぶ南部町ですが、かつての町の暮らしは大変なものでした。特に山間部の暮らしは雪が多く、私が暮らす鶴田の暮らしは、「鶴田で暮らすか、ゆずの木を逆立して上るか」と例えられるほど苦しいものだったと聞きます。

私が好きな南部町の暮らしには「貧しさ」があります。貧しい中で助け合い、文化的な暮らしを送ろうとした人々の暮らしが、私を強く惹きつけています。

はで場の風景

私が好きな風景の一つが、はで場の風景です。
収穫の時期になると、稲を刈り取った田んぼにはでが立てられ、収穫した稲穂が掛けられます。
南部町が最も活気づく瞬間です。

集落

南部町は農山村として発展しました。
農山村が形成されるにつれて、集落のコミュニティが強くなっていきました。

民俗芸能を楽しむ

日中は農作業で忙しかった集落の人々が楽しみにしていたのが、お盆の時期に行われる盆踊りや民族芸能でした。
いまでも、身内の集まりの中でこうした民俗芸能が披露されています。

食事

農業で汗をかくため、塩分の濃い食事が好まれたのだと思います。
しょうけめしや奈良漬けなど、日本の田舎に特徴的な料理が南部町の料理の特徴です。
醤油、砂糖、酒で煮込んだ、甘辛い味付けが特徴です。

現在の食事は少しづつ健康を意識したものに変わってきています。昔のように塩辛い味を好まなくなってきています。

集落と信仰心

南部町の人たちは信心深く、家々で引き継がれた神事を、集落ごとに繰り返し行っています。写真は馬佐良で行われている申し上げの写真です。

写真は鶴田の六地蔵です。集落の人が清掃を行っています。

猟師 命をいただく

山間部の集落には猟師がおり、猪や鹿などを対象に猟を行っています。
命をいただく実感がある、そんな暮らしです。

新しさと古さを楽しむ

 南部町は果樹が生産が盛んな場所です。少しづつ若い生産者が増えてきました。

 

いくらの郷のぽっぽちゃん(やぎ)