私の好きな鳥取県の南部町
鳥取県の南部町は、大山の裾野に位置する人口1万人が暮らす町です。東京や大阪といった都市から遠く離れ、昔ながらの農山村として発展してきました。失われつつある日本人の文化と風習が残る場所です。私の好きな南部町の魅力を紹介します。
ネイティブジャパニーズとの出会い
この町に生まれ、この町で育った私は、2016年に帰ってきました。そして見つけたのは、この町に暮らす人々に息づく「ネイティブ・ジャパニーズ(Native Japanese)」と呼べる精神性と暮らしでした。
隠れたネイティブジャパニーズの魅力
南部町の暮らしを私に教えてくれた人がいます。
「里山の暮らしとは何ですか?」と尋ねると、その人は答えてくれました。
「私たちの暮らしは、特別なものではありません。春になれば田畑に出て土を耕し、夏には伸びた草木を刈り取る、そんな当たり前のことを、繰り返しているだけ、それが里山の暮らしだと思います。」
里山の暮らしは、自然のリズムに寄り添う暮らし。
南部町の暮らしは、昭和の時代に大きく変わりました。
生活だけでなく、考え方も近代化していきました。しかし、脈々と引き継がれてきた里山の精神は、今も里山の人たちの中に深く息づいています。
私は、ネイティブ・ジャパニーズと呼べる里山に暮らす人々の心を、永く残していきたいと願っています。
アクセス
米子駅から南部町の中心部(役場前)までの経路をご紹介しています。
バス(米子方面から)
米子駅「7番のりば」にて、日ノ丸バスに乗車、「図書館前」にて下車(およそ25分)