このページは(一社)里山生物多様性プロジェクトが管理しています。
思い
南部町に生まれ、南部町で育ちました。物理の研究者を目指して県外の大学に進学した後、故郷である南部町で働きたいと思い、2016年に南部町に帰ってきました。
2020年に(一社)里山生物多様性プロジェクトを設立し、南部町の里山の魅力を発信してきました。
私をここまで惹きつける南部町の魅力は何だろう?
私の人生の大きなテーマです。このサイトは2019年から少しずつ集めてきた南部町の魅力を書き留め、南部町の魅力と伝えることを目的としています。
教えてもらったこと
私に南部町の暮らしと生き方を教えてくれた人がいます。
「里山の暮らしとは何ですか?」と尋ねると、その人はこう答えてくれました。
「私たちの暮らしは、特別なことではありません。春になれば田畑に出て土を耕し、夏には伸びた草木を刈り取る。ただ、当たり前のことを繰り返しているだけです。」
山に降った雨は川となり、海へと注ぎます。海の水は上昇気流によって舞い上げられ、雲となって北風に押され、また山へと戻ってきます。
この水の循環のように、里山の暮らしも自然のリズムに寄り添い、当たり前のことを丁寧に繰り返す暮らしなんだと思います。
そんな里山の暮らしには、仏教の「諸行無常」に通じる、穏やかで深い精神性が息づいています。
ここ南部町では、自然の循環と人々の暮らしがつながる、豊かで穏やかな時間を感じることができます。