スローガンに込めた思い
私たちは鳥取県と南部町が抱える地域の担い手不足という社会問題に、生物多様性保全上重要な里地里山の活用という切り口で挑んできました。本年度は南部町や周辺市町村の個人や団体との連携に力を入れていきます。
協働は「複数の主体が目標を共有し力を合わせて活動すること」を言います。「共に」という言葉に会員間の協力と団体間の協力という2つの意味を込めました。私たちは共に活動するための環境づくりを行います。
2021年度のキーワード
- ビオトープを増やす
- 観光事業
- 海外への情報発信
2030ビジョン
当法人の会員が専門性にふさわしい給与を得るためには、周辺に給与が出せるだけの経済圏が必要です。私たちは自らに必要な経済圏が出来上がるのを待つのではなく、積極的に創出していきます。
2030年までに観光と環境保全が結びつく町と、それに必要な宿泊、飲食、製造などの産業を創出していきます。
人材育成
会員は皆、それぞれの仕事や学業など本業を持って当法人の活動に参加しています。会員それぞれが将来の夢や目標を持っています。私たちは会員が持つ夢や目標の実現を応援しています。
上記を前提としながら、当法人では理念を実現するために必要な人材の育成を行います。2030ビジョンを実現するためには、指導的な役割を担う会員が複数必要です。そこで、当法人では創出する産業を担う人材の育成に取り組みます。法人を経営することのできる人材を育成していきます。
そのために、本年度の事業を3つの部に分けて行います。ビオトープ事業部と観光事業部を作ることで、指導的な立場に立つ会員の数を増やします。
事業を通じて経営に適性を感じたり、将来、どこかのタイミングで経営に携わる人が出てきたりすれば成功だと思います。
全国に認知されるために
南部町を環境と観光が結びつく町にするために、全国的な認知度が必要だと思います。昨年は全国の環境団体が集まるエコライフフェアに出展することができました。今年もオンライン開催であれば出展したいと思います。
全国的に認知される団体となるためには、他の地域や団体との差別化が必要だと思います。他の団体との差別化を目的として、国際社会へ日本の里山文化を発信する活動に力を入れたいと思います。海外で行われるコンペでの受賞や、補助金の採択を目指したいと思います。
役員と役員補佐
役員は、法律的・社会的に善良な管理者としての責任を負います。加えて当法人の役員は「会員が自主的に団体の理念を実現するための行動を起こしやすい環境を作ります」
役員ではないものの、役員と同じ「会員が自主的に団体の理念を実現するための行動を起こしやすい環境を作る」役割を担う人を役員補佐とします。